2015.11.2
【A級ティーチングプロが教える】ちょっと待った!安いからセルフプレー? トラブルを未然に防ぐセルフプレーの心得教えます。

こんにちは、倶楽部ゴルフジョイ代表の礎です。
最近は、セルフプレーが主流になってきました。
気の合う仲間内だけでプレーを楽しめるし、キャディ付きプレーよりも、料金がお得になるからでしょう。
しかし、セルフプレーは、プレー中にやるべきことがたくさんあります。
腕前に、かなり余裕がなければ、落ち着いてプレーに専念できなくなります。
セルフプレーを、レストランに例えれば、バイキングやセルフサービスのようなものです。
一方、キャディ付きは、呼べばオーダーを取ってくれ、お水や料理を運んでくれる、というイメージです。
さて、セルフプレーで大事なことは、事故やトラブルがなく、テキパキとスムースなプレーをすることです。
「上手に打とう」
「いいスコアを出そう」
も、大切ですが、優先順位を誤ってはなりません。
セルフプレーでは、ちょっとしたカート運転のコツで、1ラウンドで20分~30分は短縮できるものです。
以下の項目を実践すれば、快適なセルフプレーができるようになるでしょう。

■カートには、自走式(自分で運転するタイプ)と、リモコン式があります。リモコン式がやや便利でしょうか。
■自走式の場合は、カートの運転を数ホールずつの分担制にした方が公平でしょう。
■一番飛んだ人や、プレーに余裕のある人は、多めに運転してあげましょう。
■各ホールで、全員パターが終わったら、いちいちクラブをカートにしまわずに、手に持ったままカートに乗り込み、すぐに移動しましょう。

カートは、グリーンの脇に停めている場合が多くなります。ゆっくりクラブをしまっていると、後ろの組のプレーヤーに打ち込まれる可能性があるからです。
実際、よく事故やトラブルが起こる場面です。
次のティーグラウンドに到着してから、ゆっくりクラブを出し入れすれば時間、手間が省けるものです。

■グリーンの近くに来たら、各自、PW 、SW 、パターの3点セットを持って行きましょう。
(他に必要なクラブがあれば、それも)
■カートの発車は、安全のため「発車しまーす!」と一声かけて、全員が乗ったことを確認してから。
■プレーヤーの右前方にだけは居てはいけません。「打ちまーす!」「どうぞ!」のかけ声の徹底が、打球事故を未然に防ぎます。
(右利きは、右に飛びやすい。左利きがいた場合は逆)
■後ろの組のプレーヤ―から見て、自分たちのカートを「存在表示」としましょう。2打目、3打目の曲がり角や、下り坂直後は、後ろの組の人たちからは死角となって見えないものです。打ち込まれるケースがよくあります。同伴プレーヤーの方たちと、よく打ち合わせをして、
「前の組に遅れない」
「後ろの組を待たせない」
を合言葉にセルフプレーを楽しみましょう。
スコアにこだわるのは、それからです。
マナーやエチケット、安全確認は、ルールを守ることよりも優先されるものです。
事故やトラブルが起こってからでは遅すぎるからです。
「安全確認」
「素早い動作」
「手順・段取り」
を最優先にプレーを楽しみましょう。
初心者ゴルファーだけでのプレーは、キャディ付きプレーをおすすめします。
「上手な人がキャディ付きでプレーをするもの」と、よく聞くものですが、そうではありません。
キャディ付きのメリットを挙げてみましょう。
■カートの進行を全てやってくれる
■コースの案内をしてくれる
■状況に必要なクラブを選んでくれ、持ってきてくれる
■場合によっては、技術指導してくれる
まだ他にもキャディ付きのメリットはたくさんあります。
キャディ付きプレーは、数千円の割り増しで、きっと快適なプレーを楽しめることでしょう。
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この記事を書いたライター

礎 康之(ティーチングプロ)
【倶楽部ゴルフジョイ 代表プロ】25歳からと、“大人になってから”のゴルフ経験は、「アマチュアゴルファーの気持ちがわかるプロ」との好評を得ている。
http://www.club-golfjoy.com/