2016.8.16
ダフりが止まらない!~その原因と解決策~|ゴルフ何でこうなっちゃうの?#3

※この記事は2016年3月2日に公開された記事を再編集しております。
こんにちは。
倶楽部ゴルフジョイの礎です。
プレー中に突然、または、たびたび起こる、「何でこうなっちゃうの??」というアマチュアゴルファーの方が悩んでいる問題を解説していきます。
今回は、「ダフりが止まらない」です。
ドライバーでナイスショット♪

意気揚々と球まで歩いて来ました。
「よし、これをビタッとピンそばに付けてやる!」

と、鼻息荒く豪快にひと振り!

ところが、これが球の大きく手前の芝をガッポリ掘ってしまう大ダフり(悲)
こんな経験、誰しもがあることでしょう。
しかし、そうならないように、落ち着いて細心の注意をしたにもかかわらず、まるで発作か持病みたいに出てしまう。
ダフりに悩んでいるアマチュアゴルファーは、かなり多いようです。
1. | 雨のあとの湿った芝 |
2. | 冬の茎が枯れて寝た芝 |
3. | 傾斜地 |
4. | 良くないアドレス(ライが良いにもかかわらず…) |
上記の場面や状態では、特にダフりやすくなります。
今回は4の、
“良くないアドレス”
について主にお話ししていきます。
ダフるゴルファーのアドレスは、
◇ | 前傾姿勢が深すぎる |
◇ | クラブヘッドを地面に強く押し込むような構え方 |
をしている傾向にあります。
前傾姿勢が深すぎると、必ずつま先体重になります。
正しいアドレスをするためには、前後の体重配分は、つま先体重でもかかと体重でもいけません。

前傾姿勢が深すぎるつま先体重タイプは、クラブヘッドを地面に強く押さえつけて

自分自身をクラブで支えようとする構えになりやすくなります。
その結果、自分の両脚とクラブの三本で立つことになります。私は、この構えを、
“三脚アドレス”
と呼んでいます。
ゴルフのアドレスは、
「自分の脚で立つ」
べきです。
三脚は、真ん中の(ゴルフクラブ)の脚が外れれば、必ず前に倒れていきます。これが、ダフりになってしまう原因の一つです。
“三脚アドレス”にならず、スイング軌道の、最下点で球をとらえるためには、ソール(クラブヘッドの底を地面に接地させること)の仕方を考えてみましょう。
クラブヘッドのソール(底)を、地面に、
1. 押さえつけている
2. 置いている
3. 触れている(付かず離れず)
4. 浮かせている
名付けて「ソール4段階」です。
私がオススメするのは、
3. 触れている
です。
1と2は、”三脚アドレス”になってしまい、特に1は、ダフりはまぬがれません。
バンカーからは、4しかないのは、ご承知の通りです。
ダフりにくい、良いアドレスは、

■ | 自分の脚で立つ |
■ | 前後左右のバランス |
■ | ソールの意識(3の触れている) |
これら3つをしっかり意識することです。
1. | ダウンスイングで右肩が下がる |
2. | バックスイングで、右ひざが流れたり、右くつがめくれたりすると、最下点がズレてダフりやすい |

コースでプレー中に、お手軽にダフりを直せる練習方法をお教えしましょう。

芝を軽くこするように、10回程度素振りをしてみます。
つま先上がりの傾斜地は、地面が自分に近づいて、平地よりもダフりやすい地形です。ここで素振りをしておけば、平地では、かなりダフりを防げます。

バックスイングでは、膝が流れず、靴もめくれにくい。
右足かかとを浮かせることにより、体の右サイドが高くなり、ダウンスイングで右肩が下がりにくくなる。
結果的に、「ソール4段階」の3のソールにしたくなるイメージが湧く。
自分の脚でバランス良く構え、バランスを保ちながらスイングする。
具体的には、クラブヘッドが描くスイング軌道と、球の底の地面との適正な接触点(スイング軌道の最下点)を常に意識しながらスイングすることが、ダフりを防ぐことになります。
かなり細心の注意と、集中力が必要です。
あまり熱く、夢中になりすぎずに、
“笑ってスイングする”

くらいの余裕があれば、ダフらずナイスショットが打てるようになるでしょう。
この記事を書いたライター

礎 康之(ティーチングプロ)
【倶楽部ゴルフジョイ 代表プロ】25歳からと、“大人になってから”のゴルフ経験は、「アマチュアゴルファーの気持ちがわかるプロ」との好評を得ている。
http://www.club-golfjoy.com/