2016.6.1
【女性ゴルファー必見!】フェアウェイウッドの打ち方!ティーチングプロが解決します!

※この記事は2016年1月13日に公開された記事を再編集しております。
こんにちは。
倶楽部ゴルフジョイ代表の礎です。
飛距離不足に悩んでいるゴルファーの方は、フェアウェイウッドを使いこなせるかどうかで、スコアメイクに差が出てくることは、実感できるところでしょう。
特に女性は、飛距離が出ないため、フェアウェイウッドを打ちこなせるとプレーがラクになります。
といって、ではすぐに使ってみましょう。
とはいかないのがゴルフですね。
以下にお話する考え方や理解、練習法で、以前よりはフェアウェイウッドが打ちこなせるようになるでしょう。

フェアウェイウッドが打ちこなせる条件として、
①振りの速さ(ヘッドスピード)
②適正なスイング軌道の理解と技術を身に付けている
③腕前相応の考え方
よく質問されるのが、「3ウッドはどうすれば打ちこなせるか?」ということです。
ドライバーの次に飛ばせる”可能性”のあるクラブですから、上記の質問は最もなことです。
クラブが長くなるほど、より上記の①~③が高いレベルで要求されてきます。
2打目以降、3ウッドを地面から打ちこなすには、かなりのヘッドスピードと正確なスイング軌道が必要になりますから、現時点で条件が満たされてないゴルファーは、しばらく練習が必要になってきます。
しかし、3ウッドをティアップして打てば、難易度が5ウッド並になってきます。
いま、3ウッドを打てないゴルファーは、パー3のティショットから使っていくのをお勧めします。
では、前述の①~③を簡単に説明していきましょう。
ヘッドスピードが、ドライバーで33~35m/s以上出せていないと、3ウッドでは飛距離を出せないでしょう。
もし、ギリギリのヘッドスピードの方は、フェアウェイウッドは5ウッドまでをお勧めします。
3ウッドに比べて圧倒的にミスは減ります。
ダフったりトップしたりしない、大きく曲げない、といった基本的な技量が身に付いているということです。
5ウッド→7ウッド→9ウッドになるにつれて、技量のレベルダウンが可能になってきます。
傾斜地やラフなど、ライが悪かったら、3ウッド→5ウッド→7ウッドに下げていく。
さらには、アイアンを使うといった、潔く目標を下方修正できる判断力のことです。
つまり、場面や状況によって使うのを控えるのも、立派な選択であり、そういう考え方も打ち方の技術と同等以上の技術です。
無理に使って大惨事になり、「あー、やっぱ使わなければよかった!」とならないためにです。
プロでも無理な場面や自信がない状況では、ウッドをアイアンに下げて狙います。
どのくらい飛距離が落ちるのか
5、7、9ウッドになると、どんどん飛距離が落ちてしまうと思っていませんか?
意外と飛距離も3ウッドと大きく変わらないものです。
むしろミート率も高くトータルでは飛んでいることが多いです。
3ウッドに比べて、球も上がりやすく圧倒的に打ちやすい。
7ウッドや9ウッドは、数字が大きいので、飛ばないイメージがあるようですが、3ウッドと7ウッドでは、飛距離の対比は、10:8くらいです。
女性や振るスピードが速くない方なら、むしろこの比率が逆転することがあるでしょう。

まずは、以下の4つのタイプに分けてみましょう。
どのタイプ、または組み合わせが一番打ちやすいか、練習で実験、確認してみてください。
球の位置をスタンスの真ん中に置くと打ちやすいタイプ
球の位置をスタンスの左足寄りに置くと打ちやすいタイプ
グリップを長く持っていいタイプ
グリップを短く持つべきタイプ
どれもない?
残念ながら、まだフェアウェイウッドを打ちこなすには、練習が足りていません。
まずは、7番アイアンまでをしっかり練習してください。
フェアウェイウッドが苦手な方は、スタンスはかなり狭めから練習していってください。
まずは欲張らずに。

簡単に、ポイントを箇条書きにしておきます。
ちょっとくらい、ダフってもいい。アイアンに較べてソール(底)が広いから。
アイアンと全く同じフォームでいい。球の位置だけ注意。
球のやや右側を見てスイング。 狙いたい距離の半分くらいの地点に視線を向けて。(遠くを見ると力んでしまう)
飛ばしたくても、まずは低い飛びだし角度をイメージしてください。すくい上げないこと。
必ずフィニッシュを決めること。これに尽きるといってもいいでしょう。フィニッシュを取ろうと思ってスイングすることです。成り行きで取れるものではないからです。

ラウンドでは、練習のため、フェアウェイからでもティアップして進んでいくのもありです。
練習場で、まずは自分の距離の半分の距離から打っていきましょう。低くティアップした方がいいでしょう。慣れてきたら、ティアップ無しで。
苦手な人ほど、最高の結果をイメージしやすい。まずは、最高の距離ではなく、半分の距離から打っていく。
自分のタイプに合った適正な構え方を理解する。打ち方よりも、構え方を重視。
まずは、半分の距離から練習していく。
クラブ選択。ミスしたくないなら、より数字の大きい番手にする。
「打ちこなそう」や「飛ばしたい」からではなく、まずは、「嫌いではなくなった」「まだ上手くはないけど、苦手意識は薄らいだ」を目指しましょう。
了
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この記事を書いたライター

礎 康之(ティーチングプロ)
【倶楽部ゴルフジョイ 代表プロ】25歳からと、“大人になってから”のゴルフ経験は、「アマチュアゴルファーの気持ちがわかるプロ」との好評を得ている。
http://www.club-golfjoy.com/