2017.2.9
ゴルフはアプローチがうまくなると簡単になる|アプローチがきっと上達するゴルフ講座(その1)

※この記事は2016年4月19日に公開された記事を再編集しております。
こんにちは。倶楽部ゴルフジョイの礎です。
「ショットはいいのに、アプローチはどうも苦手だなぁ」
「せっかくグリーン周りまで順調だったのに、そこから打っちゃうよぉ」
という声をよく聞きます。
練習場では、なかなか短い距離を練習する気にはなれませんし、アプローチ練習場が併設されているところも少ない。
だからといって、あきらめないでください。
ここは一つ、頭を使って上達を目指しましょう。

アプローチショットをするときに、必ず思い浮かべていただきたいキーワードがあります。
1. どこに落とすか→落下地点
2. どうやって、どんな弾道で飛ばすか→キャリー
3. どれだけ転がる(転がす)か→ラン
です。では、
1. 落下地点はどうやって決めるのか?
2. どのクラブで飛ばすのか?
3. 選ぶクラブによって、ランはどう変わるのか?
を説明していきましょう。

まず、ボールとピン(カップ)までの距離を2分割してみます。
それを、5:5とします。
例えば、ボールからピンまでが20ヤードなら、10ヤード付近で2分割ということになります。
これは、ザっと目測で十分です。
通常営業のコースのグリーンのスピードでは、グリーン周りのチップショットの距離でピッチングウェッジを使用した場合、キャリーとランが、だいたい5:5になります。
もちろん、おおよその目安です。
サンドウェッジを使用した場合は、キャリーとランが、だいたい7:3になります。
7~8番アイアンでランニングアプローチをした場合は、キャリーとランが、だいたい3:7になります。

ボールからピンまでの距離を2分割して、そこからちょっと奥まで打てば7の距離、真中よりちょっと手前が3の距離、というザックリとした目安でいいでしょう。
「あそこのグリーンの傷があるところに」
とかまで細かくイメージしてしまうと、身体が固くなってしまうものです。
朝の練習グリーンでのパッティングの練習で、グリーンのスピードがかなり速いと感じたならば、上記の比率を変えてアプローチをしてみることで、すぐに距離感の調整ができることでしょう。
打ち方やライの状態、グリーンのスピードによって、ぴったり上記のモノサシに当てはまるわけではありませんが、イメージ作りの役には立つことでしょう。
「上手く寄せるアプローチのテクニック」は、別の機会にお話したいと思います。

私は、コースでのアプローチのレッスンでは上記の方程式を教えていますが、
「アプローチ+2パット圏内で成功と考えましょう」
と、お話しています。
2パット圏内とは、だいたい4~5m以内くらいでしょうか。
上記の方程式でなら、よほど打ち方が悪くなく、また、グリーンのスピードが通常程度なら、ほぼほぼ4~5m以内には寄ります。
もちろん、上達してくれば1パット圏内に寄せられるでしょう。
アプローチショットが苦手な方は、
「ベタピンに寄せなければ!」
「確実にOKの距離に」
の前に、「確実に2パット以内」に寄せることから始めてみてください。
<または、
「上手くまではないかもしれないが、下手ではない」
レベルを目指してみてはいかがでしょうか。
次回は、「1パット圏内に寄せるアプローチのテクニック」のお話をさせていただきます。
ランニングアプローチで1パット圏内に寄せるテクニック|アプローチがきっと上達するゴルフ講座(その2)
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この記事を書いたライター

礎 康之(ティーチングプロ)
【倶楽部ゴルフジョイ 代表プロ】25歳からと、“大人になってから”のゴルフ経験は、「アマチュアゴルファーの気持ちがわかるプロ」との好評を得ている。
http://www.club-golfjoy.com/