2016.7.1
ゴルフスイングの練習は”小は大を兼ねるが、大は小を兼ねない”を意識しよう!

※この記事は2015年8月21日に公開された記事を再編集しております。
こんにちは。
倶楽部ゴルフジョイの礎です。
「小は大を兼ねる・・・・」?
ゴルフの話に、いきなり何だ?
と思ったのではないでしょうか。
答えをお話してしまうと、
「小」とは、短いクラブ、
「大」とは、長いクラブのことを意味します。
以下は、私の考え方ですので、絶対正しいとは言い切れませんが、ご参考にしていただければ、と思います。
練習場での練習で、
「今日は時間がないから、長いクラブだけやろう。長いクラブをやっておけば、短いクラブの練習も兼ねるだろう」
また、普段から、
「長いクラブの方が難しいのだから、長いクラブを徹底的に練習しておけば、短いクラブは自然に打てるようになるだろう」
これは、「大は小を兼ねる」という考え方かと思います。
長いクラブ(大)は、短いクラブ(小)に比べて、ミート率も下がるのが自然です。余程の上級者でないと、長いクラブは打ちこなせていないことでしょう。
「右にしか飛ばない」
「低い球ばかりでボールが上がらない」
との声をよく聞きます。

身体は、繰り返したことを記憶することは周知のことです。
そのために反復練習があります。
ということは、
“右にしか飛ばない”スイングを繰り返せば?
“低い球ばかりでボールが上がらない”スイングを繰り返せば、どうなるのでしょうか?
昔から言われているのは、「下手を固めるな」ということです。
つまり、”右にしか飛ばないスイング”を繰り返せば、右にしか飛ばないスイングを固めてしまう。
“低い球ばかりでボールが上がらないスイング”を繰り返せば、低い球ばかりで、ボールが上がらないスイングを固めてしまうということです。
これって、恐ろしいことですよね?
尊い練習が、報われるどころか、逆効果になってしまうのですから。
一方、小さいクラブは、長いクラブに比べて動きが悪くなりにくい。
以下は、私の考え方でもありますし、
多くのプロが推奨、実践していることでもあります。
スイング作りのベース(核)を、短いクラブで行う。
先にお話ししたように、短いクラブは、ミート率も良く、適正なスイング軌道になりやすいからです。
これを反復すれば、正しいスイングの基本ができるようになります。
PWかAWくらいがおすすめです。
または、得意クラブがあれば、それでもいいでしょう。
ユーティリィティが得意なら、それを基準にしてもいいです。
最近のユーティリィティは、大変やさしく打てるようになっており、スイング作りに適しています。
まずは、ピッチングウェッジあたりで、
1.腰から腰のスイング

2.肩から肩のスイング

3.フルスイング

と3段階で大きくして打っていきましょう。
私は、長いクラブの感覚は、短いクラブの感覚の延長にあるものだと考えます。
ピッチングウェッジで調子が上がってきたら、ユーティリィティなどの得意クラブでリズムをイメージしながら気持ちよくスイングしてみましょう。

違った練習パターンとして、
1.ピッチングウェッジ(AWでも可)を5球打ち、

2.その感覚が冷めやらぬ間に7番アイアンを1球打ってみる。

3.同様の流れでドライバーを打ってみる。

長いクラブでのスイングよりも、短いクラブでのスイングの割合を多くすれば、多く繰り返されたスイングを身体が記憶するので、長いクラブが徐々に打てるようになっていくでしょう。
小さいクラブで、正しいフォームと、リズムをしっかり練習してください。
■ゴルフ上達塾・絶対上手くなるゴルフの基本(コスミック出版社)
⇒ご購入はこちらから
■DVDゴルフ上達塾シリーズ
「スコアアップは基本から」全5巻
⇒ご購入はこちらから
「あっという間に100を切る」全4巻
⇒ご購入はこちらから
■常識はずれはゴルフが上手い(東邦出版社)
⇒ご購入はこちらから
この記事を書いたライター

礎 康之(ティーチングプロ)
【倶楽部ゴルフジョイ 代表プロ】25歳からと、“大人になってから”のゴルフ経験は、「アマチュアゴルファーの気持ちがわかるプロ」との好評を得ている。
http://www.club-golfjoy.com/