2017.6.21
夏ラフ対策術!夏のゴルフを攻略するために知っておくこと。

※この記事は2016年7月19日に公開された記事を再編集しております。
こんにちは。ゴルフィ編集部です。
夏はちょっとボールが曲がるとラフに吸い込まれていく。「夏じゃなければ、転がって出てきたのに!」なんていうことが続くのが、この時期のラウンド。”飛ぶけど曲がる”という腕っぷしに力がある人には、ツラい時期だ。
でもラフに入ったとしても、ちゃんと打ち方を知っていれば怖いものなし。というわけです今回は状況別の夏ラフ対処法をご紹介します。
ひとことにラフと言っても、その状態はいくつかに分けられます。そして、その状態によって対処法も変わってくるので、まずはボールの状態を見極める事が大切です。状況をボールの沈み具合によって3つに分けてみましょう。
ボールの7割が見えている”浮いている状態“。ボールの半分しか見えない”沈んだ状態“。そしてボールの上部しか見えない”埋まっている状態“の3つです。

ボールの7割程度が見えていれば、実はラッキー。ボールはラフの上に乗っているだけの状態です。
ティアップしているのと同じ状態なので、ウッドで打つことも可能です。ウッドで打つ場合は、ボールがあるところと同じ長さのラフで、葉先をこするように素振りをして感覚をつかみましょう。
ボールが浮いている高さに正確にコンタクトするため、指2本分程度、短く持つのがポイントです。
しっかり出そうとして、上から打ち込むことを強く意識すると、ボールの下にヘッドが入ってしまい、”テンプラ”のような状態になってしまうので注意しましょう。

深いラフにボールの半分が沈んでいても、距離を稼ぐことはできます。ただしウッドで打つことはできません。
また、ロングアイアンも避けたほうがよいでしょう。長いクラブはインパクト直前のヘッドの入射角が緩やかになるため、ヘッドがラフに接している幅が多くなります。そうするとラフの抵抗でヘッドが減速し飛距離が出にくくなります。長くても6番くらいのミドルアイアンでしっかりと上から打ち込みましょう。
高い球で飛距離を出そうとすると、ヘッドがボールの手前から入りやすくボールに直接コンタクトすることが難しくなります。ボールの真ん中の高さ(赤道付近)をアイアンのリーディングエッジでハーフトップするように打ちましょう。上から打ち込むので高さもある程度出すことができます。

ボールを見た時に、上の部分しか見えなければ、出すのに専念したほうがよいでしょう。
ボールの四方が草に囲まれてしまっているので、どの角度からヘッドを入れたとしても、ボールにしっかりとコンタクトする事ができません。このような状態のときは、もっとも短いクラブ(ウェッジ)で出すことに専念しましょう。
ボールを右足寄りに置き、上からつぶすように打ち込みます。ボールを上げる意識は捨ててください。手打ちにならないようにスタンスを狭くして、体の回転を意識するのがポイントです。

この時期”フライヤー”という単語を耳にすることが増えてきます。これはボールとヘッドの間に草が挟まる事で、スピン量が極端に減る現象です。
フライヤーが起こると普段よりもバックスピン量が少ないため、ボールは上がらず前に飛んで行きます。結果、飛距離が出すぎてしまい、グリーン上に着弾してもバックスピンがかからずグリーンからこぼれてしまいます。
ドライバーのヘッドスピードが42m/s以上ある人は、ラフからのショットがフライヤーする可能性があるため、フルショットする場合はフライヤーを加味して番手を一つか二つ下げて対策してください。

グリーン周りでラフにつかまったときの対策です。
このケースで最も避けるべきは、ラフから出ず、次のショットがもう一度、ラフからのショットになることです。そのため、インパクトで力感が緩むことなく打たなくてはなりません。
スイング中に息を止めることで、インパクトが弱まるのを避けることができます。力感は普段のアプローチよりも強めにしましょう。ただし、スイングの振り幅を大きくすると、インパクトで飛び過ぎを嫌い緩みがちになるので、振り幅は普段のアプローチと同じにしてください。
いかがでしたか?上記に挙げたように、ボールの状態を知って適切な打ち方をすれば、夏のラフなんて怖くありませんよ!しっかり対策をしてこの夏はベストスコア更新です!
この記事を書いたライター

ゴルフィ編集部
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