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ティーはあなたのゴルフのレベルを教えてくれる|一目置かれるゴルファーのための講座

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こんにちは。ロマンチック派ゴルフ作家の篠原です。


篠原 嗣典

篠原 嗣典

ロマンチック派ゴルフ作家。中学でゴルフデビューして約40年。ゴルフの歴史、用具、コースなどの知識を駆使して、ゴルフの楽しさを紹介します。



「ティーはゴルファーの実力をさらけ出すことは知っているよね?」

と問われて、どんな回答をするかで、色々なことがわかります。


ティーグラウンドという表現は間違いで、正式には”ティーインググラウンド”ということを最初に想起する人がいます。

間違いではありませんが、間違っている表現でも通じることを優先してティーグラウンドという言葉を使っている賢者もいますし、そんなに難易度が高い知識とも言い切れませんので実力をさらけ出すというほどではないでしょう。


ティーアップの高さ

深読みするオールドゴルファーの中には”ティーアップの高さのこと”だと推測する人もいるかもしれません。

1990年代、ジャンボ尾崎プロの影響で、ボールが2個並べられるぐらいの高さにティーアップして打つのが流行したことがありました。今振り返れば、メタルヘッドになって、低スピンで高弾道のボールを打つためにしていたことで、経験で得た手段を科学が後追いでその正当性を証明した事例の一つです。


度を超した高いティーアップでボールを打つのは確かに高い技術が必要でした。真似をして、空振りに近いティーだけを飛ばすようなダルマ落としや、ミート率の悪さに苦悩するゴルファーがたくさんいました。

高いティーアップは、その一時期、上級者の証のように自慢できたのです。


ゴルファーとしての実力がわかる

ティーアップの高さや、それに伴う所作は確かにゴルファーのレベルがわかる物差しになる部分ではあります。

高いレベルのゴルフをするゴルファーは、測ったように毎回同じ高さにティーアップします。

片手でティーアップできないと、如何にも初級者であるように見られてしまいます。

許されたエリアの中で、どの位置にティーを刺すかでもゴルファーとしての実力がわかることもあります。


ティーインググラウンドは2つのティーマークを結んだ直線から直角に2クラブレングス後方に広がる四角形のエリアで、ティーアップすることが許されています。ティーインググラウンドを設置できるように整備された全域はティー、または、ティーエリアと呼びます。

ティーエリアでは、確かに色々なことでゴルファーのレベルが望まなくとも公開されています。


ティーエリアにギリギリ到着

日本ではスタート時間と呼んでいるティーオフタイムですが、これはその組の最初のプレーヤーがショットを放つ時間です。当然、準備を含めたら10分ぐらい前にティーエリアか、その周辺で待機していなければ無理ですが……

スタート時間にティーエリアにギリギリ到着というゴルファーが多いのは残念です。

こういう人たちは、スタートする前にゴルファーとしてのレベルを問われる資格すらないことを公表しています。


素振りの様子でも、打つ前の動作であるプレショットルーチンでも、ティーエリアのゴルファーのレベルはわかることがあります。

ゴルフの怖いところは、離れて見られていても、その動作や立ち振る舞いで色々な情報を与えてしまっていることです。逆にいえば、ゴルファーとして知識を持ち、それを実行することに慣れていれば、誰から見られても問題は指摘されないということでもあります。エチケットやマナーは、知らない人同士でコースを共有して使用するための先人たちの知恵です。利用すれば、一人で思い悩むより何十倍も簡単です。


バックティー馬鹿

動作や所作は問題ないのに、ティーでレベルの低さをさらけ出してしまうこともあります。

俗に”バックティー馬鹿”と呼ばれるティーのチョイスの問題です。

飛距離が出て、スコアもそこそこになってくると色々なことに挑戦したくなるものです。スコアに相応しい本格的なゴルフがしたいと考えるのは悪いこととは言い切れません。しかし、本格的なゴルフをしたくとも周囲に良い見本がなく、迷走した結果、奇妙なゴルフモドキになっていくゴルファーが後を絶たないのです。


距離が長いコースが本格的なコースだというのは一つの基準に過ぎません。わかりやすい例で書くと、身長170センチ以上の女性は全てモデルになれます、という話は正確でしょうか? 自称ではなくホンモノのモデルになるには、むしろ他の要素のほうが何倍も重要なのです。

バックティーじゃなければ、本格的ではないと盲信して、強行するのは、自らがホンモノを知らないことを露呈させるだけの愚かで哀しいことです。


バックティーでプレーする

もちろん、バックティーでプレーする条件が全てクリアできていれば何ら問題はありません。バックティーでなければ、わからないこともゴルフに間違いなく存在しますので、それを否定はしません。

プレーするコースの条件をクリアするのは最低限です。その上で、組の中に一人でもその実力に欠ける人がいれば、その人に合わせたティーでプレーするのがゴルファーの心掛けです。ゴルフの精神の基本は心配りだと、エチケットの前文にも明記されています。


見栄を張って後ろのティーを使うゴルファーより、同伴競技者への心配りで前のティーからプレーできるゴルファーのほうがレベルは明らかに上です。そういう格好良さこそ、ゴルファーの美学なのです。


厳しいことを書かせてもらえば、総距離が長いから90台になってしまったというレベルであれば、距離が短いティーや総距離が短いコースでまだまだ修行することがたくさんありますのでバックティーを常時使用するのは辞めるべきです。僕は同伴競技者にこのレベルの人がいれば、躊躇なく前のティーからにしよう、と提案します。


「バックティーからプレーしたからスコアが悪くても当たり前」というエクスキューズは、甘えに過ぎません。その甘えは、他のゴルファーに迷惑をかける原因になっていることも少なくありません。バックティーだからというエクスキューズはないのです。バックティーでも、他のティーと同じようにできないなら使用する資格はありません。


ゴルフの本当の面白さ

「ティーはゴルファーの実力をさらけ出すことは知っているよね?」冒頭の質問です。

何度も自分に問いかけてゴルフをしましょう。ゴルフは想像以上に残酷に隠したいものほど露呈させます。

スコアだけではなく、見えてしまう実力に自信を持ててこそ、ゴルフの本当の面白さが味わえるのです。



この記事を書いたライター

篠原 嗣典

篠原 嗣典

ロマンチック派ゴルフ作家。中学でゴルフデビューして約40年。ゴルフの歴史、用具、コースなどの知識を駆使して、ゴルフの楽しさを紹介します。

http://blog.goo.ne.jp/golfplanet
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