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ゴルフクラブの名称の由来|ピーナッツ?ナイフ?スプーン!使いこなすために絶対に知っておこう!

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TRACKMANで弾道測定してきた

※この記事は2016年8月22日に公開された記事を再編集しております。


こんにちは。ロマン派ゴルフ作家の篠原です。


篠原 嗣典

篠原 嗣典

ロマン派ゴルフ作家。中学でゴルフデビューして約40年。ゴルフの歴史、用具、コースなどの知識を駆使して、ゴルフの楽しさを紹介します。



スプーンは、ゴルファーにとって、スープを飲むときに使う食器ではなくウッドの3番のことです。

地面にあるボールを打つクラブの中では、一般的には最もボールを飛ばせるのがスプーンです。


その昔、木製のヘッドのクラブは、地面で擦れてソールが減ってしまう欠点がありました。欠点を解消するために職人が、金属の板を木製のヘッドのソールに取り付けて保護しようとしたら、結果的に低重心になってボールが高く上がりやすくなり、飛距離も増すという良い副作用が生まれたのです。

同時に、木製のヘッドを薄く加工しても強度が保てるようになったので、フェースを凹面にしてより球を上げやすくした木製ヘッドのクラブも誕生しました。そのクラブの形状がスプーンに似ていたことが、この名称の由来だと言われています。


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ドライバーの次にボールを飛ばすことができるスプーンは、好き嫌いがはっきりと分かれるクラブです。

バッグから抜いてしまっているゴルファーもいます。

バッグに入っていても、ゴルフコースではほとんど使わないゴルファーも少なくありません。


飛ばすために作られたスプーンは、同じスプーンでも色々なものが存在しているのです。

非力な人でも使いやすいようにボールが上がりやすいもの。

逆にボールが吹き上がって飛ばなくなってしまうのを嫌って、ドライバーのような低スピンのボールが打ちやすくなっているもの。

スプーンが嫌いなゴルファーの多くは、自分に合ったスプーンに巡り会っていないのかもしれません。


プロゴルファーのバッグを覗いてみると、多くの場合で、スプーンは契約していないメーカーのものだったり、古いモデルだったりもします。つまり、自分に合ったスプーンはプロゴルファーでさえ掛け替えのない1本なのです。

自分のゴルフを冷静に分析して、自分に合うものを見つけるのもスプーンの面白さです。ドライバーの次に飛ぶクラブ選びに時間を惜しんでいてはもったいありません。


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さて、スプーンという愛称はほとんどゴルファーが普通に使っていますが、『ナイフ』のことは知らない人が多いようです。 ナイフで何を想像しますか?


これも古い話ですけど、その昔、ドライビングアイアンこと、1番アイアンのことをナイフという愛称で呼んでいました。理由は、ぺらぺらの薄いヘッドが、まるでナイフみたいだというイメージだったようです。

クラブの本数が14本に制限された20世紀の半ばに、ドライビングアイアンは使用されなくなっていきます。ナイフという言葉もロングアイアン全般を意味する愛称になっていきながら、徐々に使われなくなりました。


21世紀になって十数年。ナイフという愛称どころか、ロングアイアンも消えつつあります。

一般的には、7番、6番、5番の3本がミドルアイアン、4番、3番をロングアイアンと呼んでいました。現在ではセット販売されているアイアンも5番からのものが増えました。


しかし、一つの練習ドリルとして、中古クラブショップでロングアイアンを1本買って、打てるように練習するというものも存在しています。ロングアイアンは、ぶれない体幹と芯に当てる技術が高いレベルにないと打ちこなせません。ちゃんと当たるように練習をすることで、自然とスイング強化になるというわけです。

さり気なく、ナイフで自分のゴルフを鍛えるのも悪くありません。


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ロングアイアンに変わって、多くのゴルファーを助けているのはユーティリティーです。日本ではユーティリティーと呼んでいますが、欧米ではハイブリッドと呼んでいます。

一部の日本のメーカーが先導して、アイアン型のものをユーティリティー、細いウッドのような形状のものをハイブリッドと呼ぶように用語の混乱を収めようとしていますが、現在の所、徹底されるまでにはなっていません。


細い長いウッドのようなクラブを便宜上、ハイブリッドと呼ぶことにします。このクラブは、ロングアイアンが苦手なゴルファーを助けるために誕生しました。

今世紀初頭、一部のアマチュアのために作られていたはずのハイブリッドが、アメリカのツアープロたちに突如として使用され始めました。

アダムスゴルフ(現在は、テーラーメイドに吸収)が作ったプロトタイプのハイブリッドが、その原因です。グレーのヘッドのハイブリッドは市販されませんでしたが、ネットオークションなどにも出回って取り合いのようになりました。


その後、たった3年でツアーで戦うプロのスタンダードになったのです。現在では、当たり前のようにプロアマ問わず、ハイブリッドはゴルファーを助けています。

このクラブの開発ネームが『ピーナッツ』でした。ピーナッツにヘッドの形が似ていたからです。

ハイブリッドをピーナッツと呼ぶゴルファーがいるのは、ハイブリッドの飛躍の歴史を知っているという合言葉のような意味合いがあるのかもしれません。


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クラブとゴルファーは信頼し合うことで、最大の性能を発揮するのだと多くのゴルファーは経験的に知っています。

スプーンにしても、ナイフにしても、ピーナッツにしても、誰かが使った愛称が共感を得て名称となって広まったものです。


使用しているクラブを使いこなす近道は、信頼関係を築くことだといえます。自分だけの愛称をつけることは、信頼の最初の一歩となるのです。飛距離が求められるクラブを使いこなすことは、スコアを高いレベルで維持するために不可欠です。


ゴルフは肩より上でするゲームだという格言があります。がむしゃらにボールを打って慣らすことを否定はしませんが、知恵と工夫でゴルフの腕前が向上することも事実なのです。




この記事を書いたライター

篠原 嗣典

篠原 嗣典

ロマン派ゴルフ作家。中学でゴルフデビューして約40年。ゴルフの歴史、用具、コースなどの知識を駆使して、ゴルフの楽しさを紹介します。

http://blog.goo.ne.jp/golfplanet
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